「悪いことが起こったら
自分に足りないものを教えてもらえるチャンスです。」
トライアスロン選手 上田 藍
これは、本日の情報番組「スッキリ」内で、取材中に上田選手が話された言葉です。
上田 藍(うえだ あい)選手は37歳のトライアスロン選手で、世界ランキングでは最高位3位。日本では、5度の日本選手権チャンピオンタイトルを獲得。6度のNTTランキング年間チャンピオンの実績を持つなどの輝かしい戦歴を持っていらっしゃいます。
しかし、これまでには落車によって気胸と外傷性クモ膜下出血などの重傷を負ったり、またその後でも側溝に落ちて外傷性クモ膜下出血を起こすなど故障が重なった時期もあったようです。
それでもトライアスロンという1.5kmを泳ぎ、40kmをロードバイクで走り、10kmのランニングという過酷なレースのトップに返り咲くということは、どれだけ辛いリハビリをこなしていらっしゃったことか、素人には想像もつかないくらいです。
決して順調な道のりではなかったはずですが、その度に「私の中では起こったことに対して成長するチャンスじゃないかと思える思考回路が作られている。今こうして大ケガを負って可動域がなくなったということは、克服することで今まで気付いていなかった新たなトレーニング方法や動かし方を学ぶべき時期なんだと思えるんです。」と、2019年5月31日のスポニチの記事でも語っていらっしゃいます。
普通なら、めげてしまいそうな状況を一転チャンスに思考転換して力にしていく上田選手の生き方にはとても感銘を受け、そしてとてもエネルギーを貰いました。

また、彼女はこうも言っていらっしゃいます。
「向上心に限界はない」
アスリートとしては、決して若い年齢ではありません。
ましてや、鉄人レースと言われるトライアスロンの選手としては、体力的にも厳しくなってくると思います。
しかし、「スッキリ」では、上田選手が19歳の新進気鋭の選手を振り切李、優勝したシーンも紹介されていました。
ゴール後、19歳の選手が苦しさに手を膝に置きそうになるところに上田選手が健闘を讃えに声をかけに行く様子は、笑顔で、まだ体力的に余裕があるのではないかと思うくらいでした。
この優勝には、ケガを克服するために編み出した、2種類の走り方(歩幅を小さくして走るピッチ走法と歩幅を大きくして走るスライド走法)を状況に応じて使い分けることが功を奏しています。
上田選手は、東京オリンピックで4大会連続でオリンピック出場を目指していらっしゃいます。
東京オリンピックの開催については、まだまだ課題も多く議論が続きそうですが、上田選手は延期を受けて、1年後へどう高めていくかとすぐに前を向けたそうです。
困難に遭った時に自分が何を掴むことができるのか?
一瞬はショックや悲しみや、時には怒りも感じることがあると思いますが、上田選手の真っ直ぐに前を見据えて行く姿勢には、学ぶべきところがとても多いです。
実は今日まで上田選手のことを知らなかったのですが、これを機に陰ながら応援していきたいと思います。


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